当サイトはプロモーションを含みます

ガスコンロの消し忘れは火事になる?安全装置がついていたら絶対大丈夫?

高齢の親サポート知恵袋

ガスコンロの消し忘れは火事の原因になるといわれています。
特に高齢者はガスコンロを使用している人が多いので、離れて暮らす子供にとって、心配の一つなのではないでしょうか。
最近ではほとんどのガスコンロに【安全装置】がついていますが、この安全装置がついていれば火災につながることはないのでしょうか?
【火災はガスコンロの消し忘れだけではない!】ということと【どのような安全装置がついているのか?】についても紹介していきます。

ガスコンロの消し忘れは火事になる?

「ガスコンロの消し忘れが怖いから、ガスを使うのはやめようかな?」
オール電化が多くなってきた昨今、ガスコンロの使用を悩む人も多いとか!?
ガスコンロの火=火事のイメージが強いのは私だけではないと思います。

しかし、昔と違って、最近のガスコンロは、以前ほど心配する必要はありません。
なぜなら、、、最近のガスコンロは火を消し忘れたくらいでは、火事にはならないから。

今、使っているガスコンロは何年製?

現在、販売されているほとんどのガスコンロには火事になりにくい《Siセンサー》が搭載されています。

具体的には、
・過熱防止装置
・立ち消え安全装置
・焦げ付き防止装置
・消し忘れ防止装置
がつき、火災事故を防いでくれます。
【※種類によっては全てついているとは限りません。】

Siセンサーは、2008年以降に製造されるガスコンロ搭載が義務付けられました。
理由は、以前はガスコンロによる火災があまりに多いという理由から。

このことから、2008年以降に購入されたものであれば、Siセンサーがついている可能性があるわけですが、製造が2008年以前のものであれば、Siセンサーがついていない場合がほとんどかもしれません。

使用しているガスコンロの仕様が不安であれば、カタログを確認してみたり、メーカーに尋ねてみるのもよいでしょう。

ガスコンロ火災が起こる原因は?

2008年以降Siセンサー搭載が義務付けられたガスコンロ。
それでもなお、ガスコンロ火災が起こるのは何故でしょうか?

一番のガスコンロ火災は【消し忘れ】
「えっ!消し忘れ機能がついていてなぜ消し忘れによる火災が多いの?」と思いました?
理由は、消し忘れ機能は火をつけて約1~2時間後(設定による)に自動消火するようになっているのですが、消火までに【コンロ周りの布や油への引火】【魚焼きグリルに残った油かすへの引火】してしまうなど、消し忘れ機能がついていても、火災が起こりうることがあるのです。

また、コンロ周りに置いていた調味料を取ろうとして衣服に引火することも考えられます。
衣服への着火は火災だけでなく、大きなやけどや事故につながるのでとても危険です。

特に高齢者の家はガスコンロの周りに調理や布巾が置かれているなど、引火しやすい環境が多く感じるので、家族が気をつけてガスコンロの周りをスッキリさせたり、声掛けなどして火災にならないように努めたいものです。

引火とは別に、高齢になると白内障になる人が多くなると言われます。
白内障は進行するとガスコンロの青い炎が見えづらくなるようなので、衣類に着火しないよう注意を払ってあげましょう。

ガスコンロ消し忘れても安全装置がついていたら絶対大丈夫?

上記にあげたように《引火》という危険性もあるので、安全装置がついているからと言って、100%火災防止できるとは言えません。
しかし、安全装置が義務付けられていないガスコンロと比べると、安全性が大幅に増しているのは確か!
実際、2008年以降ガスコンロによる火災は減少傾向にあるようです。

しかし2017年の時点ではありますが、Siセンサー搭載のガスコンロの普及率は50%程度ということです。
ガスコンロの消し忘れによる火災が気になる場合は、古いタイプを使っている場合は、Siセンサー付きのものに買い替えるか、火が出ないIHコンロに替えるのも良いかもしれませんね。

ガスコンロの安全装置の概要を紹介!

ガスコンロでの火災減少に貢献している安全装置。
その安全装置は《消し忘れ防止装置》だけではありませんので、その他の安全装置の概要を紹介します。

ガスコンロには
・過熱防止装置
・立ち消え安全装置
・焦げ付き防止装置
・消し忘れ防止装置
などの安全装置があり、火事を予防しています。

過熱防止装置

過熱しやすい、天ぷら調理や鍋の空焚き、そんな時、鍋底が異常な温度になったら、センサーが感知して自動で消火してくれる装置です。

天ぷら火災って聞いたことありますか?
この天ぷら火災も火事の原因としてよく耳にしますが、決して【天ぷら鍋にガスコンロの火が移って起こる!】わけではないです。

ほとんどの天ぷら火災は【火を消し忘れたことにより、油の温度が高くなりすぎることが原因】です。

親サポ主婦
親サポ主婦

揚げ物をしている時、電話が鳴って、どんどん油の温度が高くなって、ふんわり煙が・・・なんて経験ありませんか?私だけ?

温度が360度を超えると、自然に火がついてしまうそうです。
熱くなりすぎた油が、自然に発火してしまう・・・これを自然発火と言います。

これを防ぐためにできたのが、Siセンサーを使った過熱防止装置。
過熱防止装置Siセンサーはガス中央の突起物の部分で、これが温度計になっていて常に鍋の温度を計っています!
この機能のおかげで、万が一、消し忘れても、油の温度が高くなりすぎることがなくなりました。

昔は、このSiセンサーがなかったので、火を消し忘れると、油の温度がどんどん上がり続け、天ぷら火災が多く起こっていたんです。

立ち消え安全装置

煮こぼれや強い風で火が消え、ガスだけが出ている状態になると自動で止まる装置です。
火が消えてガスだけが出続けている・・・なんて考えるだけで怖くなってしまいますよね。
しかし、この立ち消え安全装置が作動することで、吹きこぼれて火が消えると、ガスコンロは「火が消えた!」と判断してガスを止めてくれるのです。

昔のガスコンロだと、立ち消え安全装置がなかったので《吹きこぼれて火が消えたのにガスが出続けて爆発》ということもあったそうです。
考えてみると、火の消し忘れ以上に、吹きこぼれって多くありませんか?
みそ汁などの汁物を作っているときに火が消えてしまっても安心ということです(^^♪

焦げ付き防止機能

焦げ付き防止機能は知っていますか?
この機能、地味ですが大切な仕事をしてくれます。
読んで字の如く煮物などが焦げ始めるとピピッっと音を鳴らして火を止めてくれるのです!

焦げ付き防止機能が働くことによって、調理中の食材はもちろん、鍋を焦がしてしまうこともありません。

煮物を作るときは鍋を火にかけて、他の作業をすることがほとんどなので「うっかり!」っていうことあると思うんです。
そのうっかりミスを助けてくれる大きな味方となります!

消し忘れ防止機能

【一定時間つけっぱなしだと火が消える】(商品により設定時間は異なる)のが、消し忘れ防止機能です。

グリルで魚を焼いているときに消し忘れても、消し忘れ防止装置が働きます。

ちょっと高価なガスコンロになると、グリルにはグリルタイマーといって、火をつけた瞬間にタイマーが勝手にセットされる機能が付いているので更に安心です。
グリルタイマーが付いていない機種でも、最近のコンロであれば、15分程度で勝手に消えるようになっているのがほとんどです。

ガスコンロの寿命年数

ガスコンロの耐用年数は約10年です。
多分、、、特に高齢者の家などは、ガスコンロは10年以上使っているものが多いのではないでしょうか。

【10年というわけ】は、ガスコンロは10年を超えると保守部品の生産が終了しているため修理ができなくなるからです。
また安全面に関しても交換が推奨されているのです。

しかし、ガスコンロは消耗品です。
ガスと火を使うので安全性には十分配慮された設計となっているものの、年数とともに部品は劣化が進み損傷するので実際の寿命は生活環境や使用頻度などの影響があることを考慮しなければなりません。
10年経過しても問題なく使えているのであれば良いですが、7~8年で故障した場合など「ガスコンロの寿命は10年だから、修理すればあと2~3年は使える!」と修理しても、すぐに寿命となるため買い替えのほうが良いかもしれません。

古くなり調子が悪くなったガスコンロを「まだ大丈夫!」と、強引に使い続けるということは、ただ不便なだけでなく事故に繋がる可能性もあるのでとても危険です。

ガスコンロ買い替え時期のサイン!

コンロに違和感!?
以下のような症状が現れたら買い替え時期のサインです!

・バーナーから出る炎の大きさや色が均等でない
・点火しにくいor点火できても火が弱く調節ができない
・火がつくものの、いつの間にか消えてしまう
・鍋やフライパンの底にススが付着して黒く汚れる
・操作パネルにエラーが表示される
・火がついているのにガスくさい
・着火音に違和感がある
・コンロ使用中に異音がある
・長期間の使用で油汚れが取れない
・ガスコンロ本体がグラグラする

特に火の色が赤やオレンジ色になる場合は要注意!
不完全燃焼が起きているので大変危険
です。

ガスコンロ火災を防ぐ対策

調理中は火の元から離れない

上記でも紹介したとおり、コンロ火災で一番多いのは調理中の火の放置や消し忘れです。

<ちょっと電話に出るだけ><宅急便の荷物を受け取るだけ><お風呂を洗ってくるだけ>と思っても、思いのほか時間がかかったり、うっかりそのままコンロのことを忘れてしまう恐れもあります。

コンロの使用中には【絶対に火のそばから離れない】【少しでも火から離れる時にはコンロを止めて離れる】これが鉄則でしょう。

コンロ周りはスッキリ綺麗に!

コンロの周りに使用済みの油や布巾、新聞紙など燃えやすいものを置かないようにしましょう。
コンロ自体の油汚れも火災につながる危険があります。
特にガスコンロ周りは、こまめな掃除や整理整頓を心がけたいものです。

住宅用火災報知器は必須!

コンロ火災の熱や煙などを感知して、警報音声などで異常を知らせる火災警報器。
2006年6月1日から設置が義務化されていますが、住宅用火災警報器(電池式の場合)の電池寿命は約10年ということを知っていますか?
一度設置したらOK!というわけではありません。
電子部品の劣化なども進んでいる可能性もあるので、10年に一度は本体を交換すると思っていたら良いでしょう。

実家は大丈夫?高齢の親の代わりに火災報知器のチェック!

安全装置付きガスコンロの使用<Siのセンサーコンロ>

2008年10月以降に販売された家庭用ガスコンロは、全て安全装置付きの「Siセンサーコンロ」となっています。
しかし、他人に譲ってもらったものや家にあった昔の使っていないガスコンロを使用している家庭もあるようです。(特に高齢者・・・)
高齢者こそ、安全装置付きのガスコンロを推奨します!
自動消火機能などの安全装置があれば、うっかりの消し忘れを防ぐことができますしね。

離れて暮らす実家のガスコンロ。安全装置が付いていますか?

IHコンロに替える

新しい安全装置付きガスコンロに購入する際、IHコンロの導入を考えてみるのもおススメです。
オール電化にしなければIHコンロを使えないという事はありませんし、工事不要。
ガスコンロを置いていた場所に設置するだけでOK!

離れて暮らす高齢の親の見守り考えていますか?⇒高齢の親に必要なサポートは何?おすすめ5選

ガスコンロの消し忘れは火事になる?安全装置がついていたら絶対大丈夫?まとめ

結論としては火災は【ガスコンロの消し忘れだけが火事の原因ではありません!】
他には、引火や自動発火、ガス爆発・・・などもありうるのです。

それを未然に防いでくれるのが安全装置!
”ガスコンロは危険”と言われるのは安全装置がなかった過去の話であり、現在のガスコンロには安全装置が義務付けられているので、かなり安全に使われるようになっています。

しかし《炎》がでているので【うっかりミス!!】にはくれぐれも注意しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました