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高齢者の熱い風呂は危険!入浴中の事故を防ぐ温度と時間帯は?

高齢の親が安心して生活できるサポート

【高齢者の熱い風呂は危険!】と言われますが、入浴中の事故を防ぐ温度と時間帯について考え、実行していますか。

多くの高齢者は熱い風呂を好むと言われています。
私の父親も80代なのですが、熱いお風呂がお気に入り。
実家に泊まることがあったり、父親が我が家に泊まったときでも、父親のあとにお風呂に入れる人はいません。
「これはあまりよくないかも・・・」

お風呂の温度や入浴時間帯を見直すだけで、入浴中の事故を減らすこともできます。
「高齢の親のお風呂のお湯が熱い!」と感じる方は、そのスタイルをちょっと見直してみませんか。

 

高齢者の入浴中の事故を防ぐ温度と時間帯は?

高齢者の理想的な入浴温度

高齢者が高温のお湯で入浴すると皮膚を乾燥させたり、体温を上昇させ意識障害や溺水など入浴の事故の元になりかねません。
お湯の温度はぬるめの39℃~40℃くらいが適温です。

自動でお湯の温度を調節するお風呂でない場合は、お風呂に水温計を浮かべ温度が分かるようにしてお湯の温度を調節しましょう。

熱いお風呂が好きな人にとっては39℃~40℃はぬるく感じるかもしれません。
その解決方法が【炭酸ガス系の入浴剤を入れる】
炭酸ガス系の入浴剤を入れることで、肌が刺激されてお湯が温かく感じます。
工夫しながら温度調節してみましょう。

高齢者の理想的な入浴時間帯

日本人の多くは夜寝る前や朝起きてから入浴する人が多いと言われています。
高齢者に関わらず入浴する時間帯は【太陽の出ている時間に入る】のが理想的。
時間で言うのであれば、16時から遅くても19時頃までの入浴が望ましいです。

その理由は、1日の中で体温が1番上昇し、血圧が安定しているからです。
また、緊急事態が起こっても、その時間帯であれば医療機関にすぐに対応してもらえますから。

高齢者の理想的な入浴時間の目安

入浴時間帯だけでなく、入浴時間にも気をつけたいものです。
お風呂に入ると気持ちがよく、ついつい長風呂したくなってしまうかもしれませんが、長湯は高齢者の体に負担をかけてしまいます。
お湯につかる入浴時間の目安は10分程度
お風呂に防水時計やタイマーを置いて、時間が分かるようにするとよいですね。

ヒートショック対策

ヒートショックとは温度の急激な変化で血圧が大きく変動し、失神や不整脈などの症状がみられる事です。
暖かい場所(お熱いお風呂)から急に寒い場所(脱衣場)へ移動したときに起こりやすい為、浴室と脱衣所の温度差を少なくすることが大切です。

持ち運びも簡単なヒーターを脱衣所に1台置いておくと便利です。
→→人感センサー セラミック ヒーター

人感センサーで人の動きに対して運転/停止するので、お年寄りの《うっかり切り忘れ》防止に安心!
転倒時OFFもついているので安全に使えます。

転倒防止グッズ紹介

浴室の床は滑りやすいので、転倒に十分注意しなければなりません。
もちろん、親本人は注意しているのでしょうが、とっさの判断力が低下し、思わぬ事故を招いてしまうことも多い入浴時。
子供としては、できる限り事故が起こりにくい環境を整えてあげたいものです。

いくつがおススメの高齢者の入浴時転倒防止グッズを紹介します。

★→→浴槽 手すり お風呂 立ち上がり 転倒防止

工具不要で浴槽に取り付けられる手すりです。
手すりがあるか?ないか?で高齢の親の浴槽に入る際のストレスがかなり減ること間違いなし!

 

★→→介護用 風呂椅子 パナソニック・シャワーチェア 折りたたみサポート

親サポ主婦
親サポ主婦

私の母は足が悪いのでこの椅子を浴槽に置いています。
一般の風呂イスと比べ座る部分が高いし、安定感があるので、この椅子のおかげで補助なしで入浴できています。
コンパクトにたためるのも良い!と言っています。

★→→【ケアメディックス】お風呂ピタットシート /滑り止め/転倒予防

浴室の床・バスタブの手すり部分・浴槽の中どこでも貼れちゃう滑り止めシートです。
浴槽って滑りやすいので大きな事故防止にもなること間違いなし!

入浴中にヒヤリすることの多い状況とタイミング

入浴中にのぼせたり、意識を失うなどしてヒヤリとした経験のある人は多いと思います。
ヒヤリとした状況では「浴槽に長くつかりすぎた」ことが多く、「体調が悪かったけどすぐに出るつもりで入った」「食事や飲食の直後に入浴した」「熱い湯につかっていた」などが挙げられます。
また、ヒヤリとしたタイミングでは、「浴槽から立ち上がったとき」「浴槽内」「浴槽から出た後」が多数。

気持ちの良いお風呂が危険なものとならないように、入浴温度、入浴時間帯と入浴時間は特に気をつけたいものです。

→→→アルソックの安否確認は高齢者を危険から守る!サービスの内容は?

 

高齢の親の風呂が熱すぎるのはなぜ?

高齢者の多くがお風呂は熱め・・・なのには理由があります。
それは【加齢により熱さを感じる皮膚感覚が鈍ってくることから】

50歳以下の人は0.5℃の温度差が分かるのに対して、65歳以上は人により1~5℃程度の温度変化に鈍くなってきます。
言い換えると、若い人が熱いと感じる45℃でも高齢者にとっては平気ということが言えるのです。

皮膚の感覚が鈍ったことに加えて、見逃せないのが【暑熱順化】
これは、時間や経験とともに熱いお湯に体が慣れる反応のことをさします。

熱いお風呂(お湯)は交感神経を刺激する効果もあり、シャキッとする感覚があります。
この感覚を好む人ほど熱いお湯が病みつきになるのです!

親サポ主婦
親サポ主婦

若い人であれば、熱いお風呂が好きであっても脳内物質が「これ以上は熱すぎるよ!」と指令を出すのですが、高齢者はそれが感じにくいので、どんどん熱く――というスパイラルに陥るのです。

お風呂のお湯を熱くしたいときはどうすればいい?

高齢になると熱さに対する感覚が鈍るだけでなく、体温の調整機能も落ちてきます。
そうすることで、体の中に熱がこもってしまい、冬場でも浴室熱中症などになりやすいのです!
また、初めから熱々のお風呂に入ることは、急激な血圧上昇による脳卒中や心筋梗塞などヒートショックのリスクも高まってしまいます。

入浴時の事故を防ぐためには、
お湯の温度は少しずつ上げる→→急激な血圧上昇を防げる!
炭酸ガス系の入浴剤を入れる→→いつもよりも温度が低めでも泡が皮膚を刺激し2℃くらい温かく感じる!
本人の感覚に任せず、家族が適温をチェックする!(同居家族がいる場合)

入浴が高齢者に与える良い効果とは?

高齢者のお風呂での事故は心配であるものの、やはり気持ちが良いもの♪
お風呂が与える良い効果をみていきましょう。

皮膚を清潔に保つことができる

汗をかくと雑菌の繁殖を招きますが、それらを防いでくれます。
また、高齢者ができやすい床ずれやかぶれなどを予防してくれます。

新陳代謝を促進してくれる

優しく体を洗ったり、髪を洗ったりするだけで、刺激を与えることができます。
刺激を与えた体を湯船であたためることで、血行が良くなり、新陳代謝が活発化されます。
冷えや血行不良に悩んでいたり、運動不足で関節がこわばっている場合には、入浴することで手軽に解消することができます。

親サポ主婦
親サポ主婦

健康な高齢者が毎日入浴することで要介護リスクを減らすことができるという研究結果も出ているそうです。

運動の代わりになる

活動量が落ちた高齢者にとっては、入浴も運動の代わりとなります。
【血行が良くなる→→発汗する→→心地よい疲れ→→副交感神経が刺激される→→寝つきがよい】という好循環がうまれます。

リラックス効果を得られる

好きなことをしたり、食事をするときと同じぐらい、入浴も高齢者にとっては大切な気分転換となります。
湯船につかる開放感がストレス発散を促し、全身を開放してリラックスさせてくれます。

離れて暮らす高齢の親の見守り考えていますか?⇒高齢の親に必要なサポートは何?

高齢者の熱い風呂は危険!入浴中の事故を防ぐ温度と時間帯は?まとめ

高齢者が熱いお風呂に入る人が多いのは、”好き”という理由もありますが、”加齢による皮膚感覚が鈍っているから”ということも多く考えられます。

そして高齢者が入浴する際、気をつけたいことは【39℃~40℃のお湯で10分以内にお風呂からあがる】これを徹底するだけで、入浴時の事故のリスクを低くすることができるでしょう。

健康で元気な人にでも、入浴中の事故は突発的に起こるものです。
安全に配慮することで、入浴はさまざまなプラスの効果をもたらし、とてもよいリラックス方法となります。

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