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親の物忘れが心配!ひどくならないための接し方は?

高齢の親への接し方

「最近、親の物忘れが多い?」と心配することはありませんか?
電話で話していると前話したことを全然覚えていないとか・・・
しかし早く気付き、早めの対応を施すことで、ひどくなるのを防ぐことができ、自分自身の心配を軽減できます!

物忘れは自然な老化現象、認知症は脳の疾患・・・と大きな根本的な違いがあるとはいえ、初期の段階だと区別がつきにくいものです。

私も日々、父親の物忘れにドキッとすることがある子供の一人ですが、物忘れor認知症か家で簡単に確認できる方法を見つけたのでチェックしてみました。
病院でも認知症か否か?調べる際、同じようなことをするようです。

このチェック方法、知っているか?知らないか?で早めの対応ができ心配が軽減できるのでは???と思います。
親の物忘れを心配している際には、是非お試しください。
そして、その物忘れがひどくならないように対応していきましょう。

 

親の物忘れが心配!ひどくならないための接し方は?

物忘れは自然な老化現象です。
年齢を重ねると、身体機能が衰えるのと同じように脳の機能も少しづつ低下していきます。
「メガネをどこに置いたっけ?」「昨日の夜何食べたっけ?」といった物忘れは高齢者に限らず誰にでもありうること。
記憶力や判断力の衰えは加齢にともなう老化現象の一種ですから、物忘れが増えたとしても過度に気にしすぎる必要はないでしょう。

・・・とは言え、やはり子供にとっては自分の親ですから”物忘れ”は気になるものですよね。
そんな時の対応策や接し方を紹介します。

否定したり責めたりしない!

高齢の親の物忘れがひどいからと、否定したり責めたりしないように心がけましょう。
健康な子供の立場からすると理解しがたいし、なんだか情けなくなって、つい強く指摘したり叱責してしまいがちです。
しかし、そのことは親の自尊心を傷つけてしまい、本人はますます頑なになり症状を悪化させてしまう原因にもなりうるのです!
親が物忘れをしても本人の気持ちや考えを尊重し、穏やかに接してあげてください。
そうすることで、状況がすぐに飲み込めなくても「話を聴いてくれた」という安心感で不安や混乱が収まり冷静に考えることができるのです。

本人のペースに合わせる

判断力や思考力が低下するのは言ってみれば加齢による自然現象です。
物忘れしたことを急かすような態度をとるのは逆効果です。
冷静になればできる簡単な作業でも焦らせると混乱してしまい、できることもできなくなってしまいます。

物忘れ(認知症)の高齢者と接するのは根気がいります!
しかし、本人は「自分にはできる!」と思っていることが多いです。
そのため、なるべく本人のペースに合わせ、やり遂げたときは共感することが脳に良い影響を与えます。

生活環境を整える

コミュニケーションのとり方が大切なのは言うまでもありませんが、「物忘れが多くなった!?」と感じたら、生活しやすい環境を整えることも大切なポイントです。

例えば、コンロの火を消し忘れると大変なので、自動的に火が消える機能がついたものに買い替えるとかです!

また、同じ商品を何度も買ってきてしまう場合は、《メモを書いたものだけを買う!》と決めると余計なものを買う頻度が抑えられます。

このように、自分の親に必要な【物忘れを補う工夫】を考えてとり入れることで、離れて暮らす子供の心配の負担も軽減できるでしょう。

早めの受診

「ただの物忘れではなく、認知症かもしれない」と思ったら、早めに専門医を受診するのはおススメです!
認知症の専門的な検査は、主に神経内科や脳神経外科、精神科、心療内科で受けることができますが、最近では「物忘れ外来」や「認知症外来」のように、認知症に特化した外来がある医療機関も増えています。

とはいえ、親自身が認知症の自覚がない場合、いきなり専門外来に連れて行くのは難しいかもしれません。
その場合は、かかりつけ医に相談し、医師から専門医の受診を促してもらうとか、かかりつけ医が無ければ「一度調べていたら安心じゃない?」など軽い感じで受診を促してあげると親も受け入れやすいと思います。

親サポ主婦
親サポ主婦

「物忘れ多くなったみたいだから一度病院に行ってみる?」は絶対NG×
親のプライドや自尊心を傷つけてしまい逆効果となってしまいます
(私の失敗談です・・・)

物忘れや認知症にまつわる悩みは家族だけで抱え込まず、早期に専門家に相談し、アドバイスを受けることも重要です。

受診をして、なんでもなければ安心ですし、「認知症かも・・・」と分かれば、予防を考え実践するきっかけにもなります。
認知症と診断されれば早期治療ができ、リハビリで進行を抑える道を探すこともできますし、介護体制も整えられます。

万が一【認知症】と診断されたとしてもマイナスに思うのではなく「ひどくなる前に早く気付くことが出来てよかった!」と考えれば少しは心の重荷が軽くなるのではないでしょうか。

→→→アルソックの安否確認は離れて暮らす親の日常生活を見守ることができます!

親の物忘れが心配!認知症との違いは?

高齢者の物忘れ=認知症ではありません。
”人”は加齢とともに認知機能が衰えるのは当たり前のこと。
加齢に伴う物忘れと認知症は、通常は別のものとして考えられています。

加齢による物忘れの場合は、
・進行しない
・進行が見られても緩やか
・「最近物忘れがひどい?」と、自分で実感できる
・ほとんど日常生活に支障をきたさない
ということがあげられます。
認知症の初期症状もやはり物忘れではあるのですが、
・何度も同じことを聞く
・冷蔵庫に同じものが何個もある
・料理の味付けがいつも違う(本人に自覚なし)
・ミスが増える
・物事の段取りがうまく進められない
・道に迷う
・新しいことが覚えられない
・過去のことが思い出せない
ということがあげられます。

初めのうちは、「認知症による物忘れ」と「老化による物忘れ」との区別は非常につきにくいのですが、次第にはっきりしてきます。

しかし、やはり「認知症かもしれない。」という思いが頭の中を離れないと思います。
そこで、老化による物忘れと認知症による物忘れの違いを比べてみます!

認知症による物忘れ 老化による物忘れ
体験そのものを忘れる 体験の一部を忘れる
忘れたことが分からない 忘れたことを自覚している
ヒントを与えても思い出せない ヒントを与えると思い出せる
食べたこと自体を忘れる 何を食べたか忘れる
約束したこと自体を忘れる 約束をうっかり忘れる
買い物に行ったことを忘れ、また買い物へ行く 買い物へ行ったときに、うっかり買い忘れる
日付や曜日、場所などが分からなくなる 日付や曜日、場所などを間違える
間違いを指摘すると、つじつまを合わせた変な作り話をする 間違いを指摘しても、作り話はせずに謝る
捜し物は誰かに盗られたと思う 捜し物は努力して見つけようとする

物忘れ?認知症?チェック

以下の質問は、【体調・行動・気分・記憶】の4つの項目についての認知症チェックです!

体調チェック

・身体が重く、こわばっている
・たちくらみやめまいが多くなった
・ふくらはぎがむくみやすい
・ろれつが回らないことがある
・寝付きが悪い
・こむら返りが多い
・食べ物が飲み込みにくくて、むせることがある
・持っていたものを落とすことがある
・においや味がよくわからない
・トイレが近く、間に合わないことがある

行動チェック

・以前に比べて外出が減った
・新聞や雑誌を読むことが減った
・スマホや家電製品の操作にまごつくことが増えた
・何をやっても、以前よりも手間取るようになった
・知っている場所なのに、道を間違えたり、迷う
・レジで小銭を出せず、お札で済ましてしまう
・歩幅が狭くなり、足が遅くなった
・同じものを2度買ってしまう
・1日や1週間のスケジュールが組めない、段取りが悪くなった
・地図を描いて説明することができなくなった

気分チェック

・やろうと思っても、途中でやめてしまうことが多くなった
・長年の趣味への関心が薄れてきた
・「どうでもいい」と服装に無頓着で、おしゃれをしなくなった
・「おれに内緒で・・・」周囲が自分をさけている気がする
・「なんだとっ!」と些細なことにも怒りっぽくなった
・「どうせ、ダメだ」悲観的な気持ちになることが多くなった
・最近、涙もろくなった
・「どうしても・・・」あることに執着したり、こだわりを持ちやすい
・「いつもどおりに・・・」決まった時間に一定のことをしないと気が済まない
・「やっぱり止めた」とドタキャンが増えた

記憶チェック

・「あれ、何をしようと思ったんだっけ?」が、なかなか思い出せない
・「あれ・・・忘れた」同時に2つの作業を行っていると、片方を忘れてしまう
・「あれ、どこに置いたっけ?」と鍵や財布などの、探し物が増えた
・「え、約束していたっけ?」人と会う約束を忘れたことがある
・「ゆうべ、何を食べたっけ?」昨日の夕飯の内容が思い出せない
・「薬を飲んだっけ?」とまた薬を飲んだり、飲み忘れたりすることがある
・「また同じことを言っている」とか「また同じことを聞く」と、周りから指摘される
・「どう書いたっけ?」と知っているはずの漢字が書けない
・「あ、何番だっけ?」銀行のATMやインターネットの暗証番号やパスワードが思い出せない
・「あれとそれはどっちが先だっけ?」物事の前後関係がわからななくなる

どうでしたか?

あくまでも目安としてですが、20個以上当てはまるものがあれば、軽度認知障害(MCI)の疑いがあるかも・・・と言われているので、認知症の早期発見のためにも、病院を一度受診してみることをおススメします。
また、10〜19個の場合は老化による物忘れと軽度認知障害(MCI)との境界線です。
早急に病院を受診する必要はありませんが、認知症予防に取り組むことをお勧めします。
9個以下の場合は、今のところ認知症を心配される必要はないですが、定期的に「当てはまるものが増えていないかどうか?」をチェックするとよいでしょう。

離れて暮らす高齢の親の見守り考えていますか?⇒高齢の親に必要なサポートは何?

親の物忘れが心配!ひどくならないための接し方は?まとめ

親の物忘れが心配ときは、
①まず家で【体調・行動・気分・記憶】の4つの項目についての認知症チェックをする!

②あてはまる項目が9個以下なら老化による物忘れの可能性大なので経過観察、10個以上なら認知症の可能性があるかもしれないので専門医に受診するのがおススメ。

③定期的にチェックして大きな変化を見逃さない!

認知症は早期発見し、早めに治療をスタートさせれば、症状の進行を遅らせることが可能です。
そのためにも、単なる物忘れと認知症の違いを知っておけば、認知症のサインを見逃さずに適切な対応をとれるようになります!

そして、親の言動に違和感を持ったら、問い詰めたり、否定したり、責めたりせずに、注意深く観察して、根気強く温かく見守っていきましょう。

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