実家のテレビの音がうるさい！親が難聴？家族のイライラをなくす対処法

「実家のテレビの音量がうるさいほど大きい！」と思うことはありませんか？
実は【65歳以上の3人に1人がテレビの音に聴こえづらさを感じている】そうです。

・・・とは言え、しっかり聞こえている家族にとってはテレビの大音量はストレスの元ともなりかねません。
家族だけではなく「テレビの音量がうるさい！」と近所から苦情がくるようにでもなったら家族間で済む問題ではなくなってしまいます。

しかし、その大音量は以前からのものですか？
「いやー、昔はこんなに大音量ではなかったと思うのだけど・・・」そう感じるのであれば、日ごろの習慣というよりも親の聴力に原因があるかる可能性も考えられます。
「歳だから・・・」と、年齢のせいにしてそのままにするのは危険です。

失った聴力を元に戻すことは難しいと言われますが、早く気付くことで、より良い生活を送れるように手助けすることはできます。
後半では、「実家のテレビの音量がうるさい！」という悩みが解決できる便利な商品も紹介します！

実家のテレビの音がうるさい！親が難聴か確認する方法

家族にとってテレビの音量がうるさいほど大きくても、当の親は「いつもの音量だけど?これが普通！」と思っているはずです。
親は【テレビの音の大きさ】が自覚できていないのです。

テレビの音がうるさい・・・考えられる原因は？

多くの高齢者がこの3つのいずれかに当てはまると思われます。

60代前半になると、5～10人に1人は加齢により耳が遠くなると言われています。
また難聴と言っても、声や音全てが聞き取りにくくなるというわけではなく、人によっては会話は普通にできるのに、テレビは大音量じゃないと聞き取れないということもあるのです。

もしかして親が難聴？確認する方法

ハッキリとした原因を知るためには耳鼻科で調べてみることがおススメですが、家庭でできる簡易的に難聴をチェックする方法があるので紹介します。
一つでも当てはまると初期の難聴である可能性があります。

難聴が及ぼす生活への影響

難聴が及ぼす日常生活の影響は以下のことがあげられます。

”聞く”ことは、相手との会話をつなぐコミュニケーションツールと言っても過言ではありません。
快適な社会生活を送るためには、耳から得られる情報は欠かせないものなのです。

聴力が衰えると、次第に会話も困難になっていきます。
聞き間違えることが増えたり、何度も聞き返したり、、、その状態が続くと相手に気を使い聞き取れていないまま反応してしまうこともあるでしょう。
人は音が聞こえにくくなると、自信をなくしたり、消極的になってしまうと言われます。
聴力の低下は、日常生活に様々な影響を及ぼします。
毎日はつらつと生活するためにも「ちょっと耳が遠くなったのかな？歳だからね～」と軽く流すのではなく早めに対策を行うことが大切です！

耳が遠い人や難聴者と話す時のコツ

自分が大きな声で話してるとは言っても、耳が遠くなったり難聴になると、うまく伝わらないことも多くなります。
何度も伝えることは相手にとっても苦痛の原因となり悪影響なので、話し方のコツを紹介します。

相手の関心を自分に引き付けて話し始める

話を聞いてほしいときは、相手に優しく触れるなどして相手の注意を促しましょう。
名前を呼ぶのも効果的です。
話し始める時は、まずは親の視線が自分に向くまで待ちます。
そうすることで、親はあなたの話を聞くことに集中できます。
話すときは、テレビの音を消すなどの聞き取りの妨げになる周囲の騒音を減らすことが大切です。

大きな声ではなく明瞭に話す

大きな声で言うよりも【はっきりと話す】ことを心がけます。
大きな声で話すより、普通の声の大きさで言葉の各音節をしっかりと発音することが、一般的に聞こえの悩みを持つ人にとって、より話の内容の理解を高めることに役立ちます。

言葉と言葉の間に間（ま）を作る

難聴者に話す場合、会話の速度をゆっくりにして、一つの単語を伸ばして発音する人が多いようですが、逆にそのことは聞き取りにくくなります。

この3点を気をつけて話す方が効果的に話を伝えることができるでしょう。

一言回答を避ける

聴力低下のある人にとって、「はい」と「いいえ」で終わる一言の言葉はどちらもそっくりに聞こえてしまうそうです。
特に、周囲の生活音がある場所はこれが当てはまります。

一言の回答の代わりに、「はい、私がしました」「いいえ、そうではありません。」のように一言添えるように心がけてみましょう。
たった一言加えるだけで、言葉を的確に伝えることができるだけでなく、親にとっても話の理解度が高まるメリットとなります。

近くで話す

いくら、名前を呼んで→→間をとりながら明瞭に話したとは言え、遠くから話しかけるのと近くで話すのでは聞き取りが難しい人にとっては全く違ってきます。
出来る限り、話したい相手がいる場所まで近づき、普通の声の大きさで話しかけてあげましょう。

聞き直す時は言い換えた言葉にする

親が話した内容が聞こえていなかったり、もう一度聞き直すことがあったり、明らかに理解していない様子であったりするならば、同じ言葉を繰り返すのではなく、可能であれば別の言葉で言い換えてみましょう

例えば時間の１時（いちじ）、７時（しちじ）は間違えやすいですよね？
午後であれば13時（じゅうさんじ）と言い換える、７時（ななじ）と読み替えるなども試してみてください。

実家のテレビがうるさいのは親の難聴が原因だった時の家族のイライラをなくす対処法

耳鼻科に行く

まずは、原因をハッキリさせ、対応策を考えます。
「まだ難聴には至っていないのか？」
「難聴の初期段階か？」
「かなり進んだものなのか？」結果より治療法もかわってきます。
明らかに「テレビの音の大きさ以外にも人の声に気づかないことも多いかも？」などの異変がある場合は耳鼻科への受診をおススメします。

周囲が耳栓、ヘッドホンをして音をシャウトする

「人の声や物音には反応して問題はなさそう。明らかににテレビの大音量が習慣化している！」場合は、周りの人が耳栓やヘッドホンでテレビの音をシャウトしてしまうという方法もあります。

しかし、この方法では家族の中では成立しても、お隣さんやご近所迷惑の解決はできません。
大きな音に慣れることで聴力を弱めてしまうという可能性もあるので、やはり何らか対応を下したほうがよいかもしれません。

集音器をプレゼントする

完全に難聴と診断が下されると医師から”補聴器”をすすめられるかもしれませんが、初期の段階であれば【集音器】もおススメです。

親サポ主婦

補聴器と集音器の違いは補聴器は医療機器、集音器は医療機器ではないというところ。
補聴器は安くても10万円以上するのに対して集音器は1万円前後から。
最近の集音器はかなり品質もよくなっています！

実家のテレビの音がうるさい！親が難聴？家族のイライラをなくす方法まとめ

「実家のテレビの音がうるさい！」
「親が難聴？」と疑問に思った時の確認方法は

親自身は自分の聴力に気づきにくいものです。
家族が対策を取らなければ何も解決しないどころか悪くなってしまう一方です。
聴力の低下は、親本人だけの問題ではなく、周囲にも大きな影響を与えてしまいます。

テレビの音のトラブルを解決することは難しいのが現実ですが、家族が柔軟に対応し、みんなが納得できる答えを導くことが大切！

親も子供も音のストレスや心配から解放され、穏やかでリラックスした毎日を送りたいものですね。