年老いた親が一人暮らしだと離れて暮らす子供にとって心配の日々ではないでしょうか。
「親は元気だと言うけれど、心配をかけまいとそう言っているのでは?」そう思う子供さんもいるのでは?
離れて暮らしていると、なかなか実家に帰ることはできないでしょうが、離れていても【親のために出来ること】をさりげなく探してみませんか。
「いつまでも元気でいてほしい・・・」そんな高齢の親の生活を見守り、生活環境を整えるための情報収集を積極的に行うことは、とても大切です。
親が元気でいてくれることは、自分や自分の家族の生活をも穏やかにすることにつながりますから。
Contents
年老いた親の一人暮らしに子供ができること!
「年老いた親の一人暮らしに子供ができることって何だろう?」と考えてみてください。
・親にお小遣いをあげることですか?
・旅行に連れて行ってあげることですか?
・親の欲しいものを買ってあげる事ですか?
もちろん、それも嬉しいことでしょうが、もう一つおススメがあります!
それは【一人暮らしの年老いた親が日常生活を安心して過ごせる環境を作ってあげること】です。
高齢の親の体力低下予防には簡単な運動をすすめよう!
加齢によって体力が低下することは自然現象とは言え、親にはできるだけ長く健康的に生活してほしいもの。。。
「まだ元気だから大丈夫!」とは言っても、5年後に今の状態でいられるかという保証はありません。
どんなに元気で体力がある人にも”老化”は避けて通ることはできない道ですし・・・
しかし、体力低下を遅らせることは可能です!
「うちの親は一人暮らしだから年老いてきた・・・」なんて悲観せず、まず子供の立場から親の体力低下を予防してあげましょう。
やることは簡単!!
毎日の生活に簡単な運動を取り入れるように勧めるだけです。
まずは、今より10分多く体を動かすことから始めます!
→→フィットネスバイク 折りたたみ ミニ カウント機能付き リハビリ 高齢者 ペダル運動
日常動作のような軽い負荷の運動でも、日々継続することによって筋力はあきらかに増加しますが、フィットネスバイクならTVをみながらでもできるので「運動をしなければ!!!」という気負いなしに気軽にできます。
このプラス10分運動で3か月後にはラクにできるようになるはずです。
親が「ラクにできるようになった!」と感じるようになったら体力がついていることになるので、また10分運動量を増やしていきましょう。

ポイントは【決して無理をさせないこと!】
人によって適した運動法や運動量は違います。
親の体力に合わせた方法で行うことで、少しずつ体が慣れて体力がついてくるのです。
高齢になってからでも適度な運動で筋量を増やすことは可能です。
特に下半身の筋肉を強化することは、転倒や寝たきりのリスクを遠ざけることができるので、是非行ってほしいものです。
離れて暮らす子供にとっては、親に運動を勧めたものの本当にしているのか不安でしょうから、電話やメールなどで声かけをしてあげるのもよいでしょう。
季節の変わり目の体調変化を見逃さない!
年老いてくると高齢者は体温を調節する機能が低下しやすくなり、暑さや寒さに適応することが難しくなっています。
そのため特に気温が変わりやすい季節の変わり目は体調を崩しやすくなるので十分な注意が必要になるのです。
原因のひとつに、自律神経のバランスの乱れがあり、自律神経には、相反する働きをする「交感神経」と「副交感神経」があります。
・交感神経・・・主に昼間に働き、心身の活動力を高める神経。血圧を上げる・心拍数を増やす作用がある。
・不交感神経・・・主に夜間に働き、心身を休息・回復させる神経。血圧を下げる・心拍数を減らす作用がある。
通常は、この2つの自律神経が身体の機能を調整してバランスを保つのですが、加齢とともに不安定になってきます。
そして、寒暖差が激しい季節の変わり目は、さらに自律神経が乱れやすくなるのです。
不調の症状は、食欲がなくなる・微熱・倦怠感・不眠・便秘・汗が多くなる・・・などです。
一次的にそのような状態になっても自律神経が整っていれば無意識のうちに体調を微調整することもできるのですが、自律神経が乱れてしまうと体調の調節がうまくできなくなります。
季節の変わり目の体調変化は決して病気ではありませんが、日常から「睡眠不足ではないか」「バランスのとれた食事をしているか」「適度に運動をしているか」など確認してあげるとよいでしょう。
「朝日を浴びる」「30分程度昼寝をする」「夜の照明を控えめにする」などの工夫でも生活リズムを整えることができ、気持ちよく過ごせることもできます。
そして、日ごろから「親のストレスが溜まっていないか?」「気持ちよく生活ができているか?」を確認してあげることが大切です。
高齢者の熱中症が多い室内には熱中症計を設置!
高齢者の熱中症は屋外よりも屋内で起こることが多いという事を知っていますか?
高齢者は暑さを感じる感覚が弱くなり、体温調節の機能も低下してくるので、暑さ対策の行動が遅れがちになります。
歳をとると、体感だけに頼るのはとても危険です!
熱中症にならないためには、温度と湿度をチェックすることが必要となってきます。
室温を快適な状態に保つためには、体感だけに頼らず、日中症計を置くことをおススメします。
→→熱中症指数計 WBGT計 温度計 湿度計 みはりん坊ジュニア
高齢者の転倒が多い室内は家中の段差をなくす!
高齢者の転倒が多い室内。
段差と言っても階段や玄関のような高さのある段差ではなく、廊下と部屋の間のようなほんの十数ミリのちょっとした段差がつまずきや転倒の原因になっています。
若い人にとっては「こんな段差で?」と思うような場所でも、年老いてくると、思っている以上に足が上がっていないので転倒することが多くなるのです。
特に、歳をとるにつれて足腰は弱っていきます。
そのようなことから「今現在は大丈夫!」であっても、少しづつ、親の住む家の段差をなくしてあげると転倒のリスクを減らすことができます。
そこで登場するのが段差解消用スロープ。
これを室内の段差に設置して段差をなくしておけば、家庭内での思わぬ事故も防げます。
ハサミで切って両面テープで貼り付けるだけだからとっても簡単!
年老いた親の一人暮らしは火を使わない生活を提案!
高齢者は視覚機能や運動機能が低下することから、ガスコンロをはじめとした火の元の使用には注意が必要になってきます。
子供としては、安全面を考えて、火の出ないIHクッキングヒーターに変えたいけど、親からすると使い慣れたガスコンロがよい!という方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、近年のガスコンロは、以前に比べて、安全性がかなり高くなっていて高齢者向けのサポート機能が充実したものも多くあります。
過熱や消し忘れの防止を目的とした自動消火機能など様々な機能が搭載されていて、火傷や火災のリスクを大幅に減らすことができます。
・・・とはいえ、やはり”火”が出ることには変わりありません。
IHクッキングヒーターは、火が出ないので、消し忘れや調理中の袖への引火による火事や火傷の心配がなく安全なのは言うまでもありません。
反面、高齢者が使い慣れないものを使うことは危険と考えることも考えられますが、最近では音声ガ イダンスがついた機種もありますし、使い勝手を覚えたらIHクッキングヒーターで良かったという高齢者も多いようです。
→→IHコンロ 2口 IHK-W12-B アイリスオーヤマ 1400W 台所キッチン家電 工事不要
このような安全機能がついて料金は1万円ちょっと。
これでキッチンの火の元の心配は消えちゃいます!
高齢者の好きな灯油ストーブもエアコンに切り替えるなど【火を使わない代用品】に変えることで、離れて暮らす子供自身も安心して生活できるのではないでしょうか?
高齢者の食事の栄養不足解消には配食サービスがおススメ!
年老いてくると、食事量が減るうえに内容も質素になる傾向があるので、「栄養不足で体調を崩さないだろうか?」と心配する子供さんも多いことでしょう。
特に一人暮らしの親となると誰かに「美味しい!」と言ってもらえるわけではないので、作り甲斐もなくなってしまうのもわかる気がします。
そんなときにおススメなのが、配食サービスです!
配食サービスと言えば思いつくのは”お弁当”ですが、私がおススメするのは”料理キット宅配”です。

オイシックスのおススメポイントは、
・農薬が最低限に抑えられている!
・合成保存料・合成着色料が使われてない!
・食品全アイテムが流通前に放射能検査されている!
《→→ウェルネスダイニング》

ウェルネスダイニングのおススメポイントは、
・フライパンと油があれば15分で調理完了メニュー!
・タレや調味料もついているので味付けに失敗することがない!
・生活習慣病メニューが手軽に調理できる!
料理キット宅配は、ちょっとだけ割高という点がデメリットかもしれませんが、
・カロリーなどの栄養バランスが考えられている
・材料もあらかじめ切られて真空パックされいる
・買い物にいく必要がない
・材料も余らないから、ゴミが出ない
・食品を腐らせることはない
という、たくさんのメリットがあるので、高齢の親の負担をかなり減らすことができます。
お弁当ではなく自分で作るものなので、ただ食べるだけよりも、自分では作らない料理を作る楽しみも味わえるのが良いといえるでしょう♪
迷惑電話対応電話機が一人暮らしの親を詐欺被害から守る!
社会現象ともなっている振り込め詐欺。
年老いた親が一人暮らしだと「そのような電話がかかってきて自分の親は大丈夫だろうか?」と思う子供さんは多いはずです。離れていたら尚更です・・・
そんな心配から親を守るためにおススメなのが【迷惑電話対応電話機】です!
最近では、電話機そのものに迷惑電話やオレオレ詐欺対策の機能を搭載されたものが多くみられま
す。
→→JD-G32CL-W シャープ デジタルコードレス電話機(親機+子機1台)【送料無料】 ・3つの迷惑電話対策ボタン
3つの迷惑電話対策ボタン
がついているので、電話を取る前に詐欺被害を食い止めることができます。

私も実家の電話を迷惑電話対応電話機に変えました。
すると、多かったセールスの電話までなくなったそうです!
親の心配事を見つける方法
離れて暮らす子供にとって、年老いた一人暮らしの親は「本当に元気なのだろうか?困っていることはないのだろうか?」など心配が尽きることはありません。
親は子供に心配をかけまいと「大丈夫!」と言いがちなので、その言葉をどこまで信じるか?も子供にとっては悩みどころ。。。
そこで【親の心配事を見つける方法】を紹介します。
久しぶりに親と会った時に感じる違和感がヒント!
久しぶりに実家に帰り親に会うと、背中が丸くなっていたり、耳が遠くなっていたり、部屋が乱雑になっていたり・・・と感じることはありませんか。
そんな”違和感”がヒントです!
気になる違和感を念頭に、親との会話を増やしてみましょう。
さりげなく「○○に困ってない?」なんて聞いてみるのもよいでしょう。
そのうえで「ここの部分をこうすると親が便利だろうな。」とか「これは危ないからこうするといいな。」ということが見つけることができるかもしれません。
何日か寝泊りして親の行動を確認すると親の不便が分かってくる!
久々に会った親の違和感から不便さが分かることも多いですが、更におススメな方法は【何日か寝泊りして親と一緒に行動してみること】です。
例えば、このような↓ことが当てはまる高齢者多いかも!?
・階段や玄関の段差のあるところに手あかがついている
・布団を敷きっぱなしにすることが増えた
・買い物に行くことが少なくなった
・料理に時間をかけなくなった
・食器を洗わないor洗ってもだしっぱなしのまま
・あまり動かないor座っていることが多い
・暑くても(寒くても)エアコンや暖房機器をつけない
・鍋に火をかけたことを忘れてしまうことが多くなった
・セールス電話の相手の話を聞いている
ちょっとしたことで、親は日常生活の不安が消え、子供自身の不安も減るので一石二鳥です!
年老いた親の一人暮らし日々の変化は電話で確認!
年老いた親の一人暮らし、日々の様子は電話で確認することがおススメです!
最近ではメールやラインを使いこなせる高齢者が増えたようですが、メールやラインでは実際に”声”を聞くことはできません。
言い換えれば、体調が悪くても子供に心配をかけまいと「元気だよ!」と言えるのです。
電話であれば、実際に”声”を聞くので、体調の良し悪しが声で分かります。

頻繁に連絡を取り合っていたら「体調どう?」と聞かなくても、【元気な時とスッキリしない時】の判別は声で読み取れるようになります!
一人暮らしの親は必然的に会話不足になることが多いので、積極的に子供から電話をかけ、コミュニケーションを深めてあげたいものです。
年老いた親が一人暮らし!離れて暮らす子供ができることは?まとめ
年老いた一人暮らしの親に離れて暮らす子供に出来ることは”ちょっとした不便さ”を解消してあげること!
・高齢の親の体力低下予防に簡単な運動をすすめる
・季節の変わり目の体調変化を見逃さない
・室内に熱中症計を設置する
・室内の段差をなくす
・火を使わない生活を提案する
・料理キット宅配を教えてあげる
・迷惑電話対応電話機の設置
子供にとっては「こんなこと?」と思う事でも、高齢の親にとっては日常生活がまるっきり変わるくらいの便利さになるものなのです。
「自分の親は今、何を不便に思い、何か困っていることがあるのか?」をさりげなく見つけ出し、高齢の親が安心して生活できる環境を整えてあげましょう。
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